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【外装塗装・屋根塗装】断熱塗料の5つの効果とは?遮熱塗料との違いも解説!

  • 夏の強い日差しで室内が暑くなり、エアコン代がかさむ
  • 冬は外気の影響で室内が冷え込み光熱費が高い
  • 屋根塗装で何を選べば断熱効果が得られるの?遮熱塗料との違いは?

こんなお悩みにお答えします。

断熱効果に優れた屋根塗装・外壁塗装を施すことで、季節を問わず快適な住まいを実現し、光熱費の負担を軽減できます。特に断熱塗料は、夏は外からの熱を遮断し、室内を涼しく保つ一方で、冬は熱を逃さず暖かさを維持するという効果が期待できます。また、リフォームや新築の際に断熱塗料を取り入れることで、エネルギー効率の良い家づくりが叶います。

この記事でわかること

  • 断熱塗料の基本知識と遮熱塗料との違い
  • 断熱塗料の5つの効果・2つのデメリット
  • 断熱塗装の費用・耐用年数
  • 断熱塗料塗装の施工事例
  • 断熱塗料の選び方と色選択のポイント
  • おすすめ断熱塗料の種類・特徴・費用

断熱塗料を正しく理解し、最適な選択をすることで、季節に影響される住まいのお悩みを解決でき、より快適な暮らしが手に入ります。

この記事では具体的な効果や選ぶ際のポイントをくわしく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

  

断熱塗料とは?その基本知識を解説

断熱塗料は、外部の熱を内部に伝えにくくする特性を持つ特殊な塗料で、高い断熱性を誇ります。

なぜなら、一般的な塗料には含まれていない特殊な成分が配合されており、これによって熱を溜め込むことなく、建物内部の温度を一定に保つことが可能になるからです。

断熱効果が得られることから、夏場には外からの高温を防ぎ、冬場には室内の暖かさを維持する働きがあります。これにより四季を通じて住まいの快適性を大幅に向上させるだけでなく、省エネルギーや光熱費の削減にも貢献する点が注目されています。

また、断熱塗料には多様な種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。選択する際は、塗る部分の材質や気候条件などを十分に考慮し、最適な製品を選ぶことが重要です。塗料の性能向上のための技術開発は日々進んでおり、現代ではより高い断熱効果を発揮する製品が登場しています。

建物の熱特性を理解し、自宅や施設に適した断熱塗料を正しく塗ることで、より快適で効率的な住環境を手に入れることができるでしょう。

  

遮熱塗料との違いを徹底比較

断熱塗料と遮熱塗料は、いずれも熱に関する特性を持つ塗料ですが、それぞれの機能には明確な違いがあります。

遮熱塗料は太陽からの熱を反射することに特化しており、表面温度の上昇を抑える効果があります。この特性により、夏の暑さで屋根や外壁が熱を吸収するのを防ぎ、室内を快適な状態に保つのに役立ちます。また、遮熱塗料は主に高温対策として使われるケースが多く、特に日差しの強い季節に活躍します。

一方で、断熱塗料は熱伝導を抑える特性を持っています。そのため、外部からの熱が室内に伝わるのを防ぐだけでなく、室内の暖かさを外部に逃がさない役割も果たします。つまり、夏場の暑さ対策だけでなく、冬場の寒さ対策でも効果を発揮し、一年を通じて室内温度を快適に保つことができます。この特性により、冷暖房費の削減にもつながり、遮熱塗料と比較して広いシーズンでの効果が期待できます。

これらの塗料を選ぶ際には、住環境や使用目的を十分に考慮する必要があります。遮熱塗料は主に夏場の温度上昇を防ぐ目的で使用されますが、断熱塗料は四季を通じて外部の気温に影響されにくい室内環境を作り出します。それぞれの特性を理解し、自宅の環境やニーズに合わせて最適な塗料を選択することが、快適な住空間の実現につながるでしょう。

【外装塗装・屋根塗装】断熱塗料の5つの効果とは?

断熱塗料は、外装塗装や屋根塗装において非常に重要な役割を果たします。

具体的には、下記の5つの効果が期待できます。

  • ①室内温度の快適化
  • ②冷暖房費の節約
  • ③防音効果の向上
  • ④結露の発生を抑制
  • ⑤耐久性の向上

このように、断熱塗料はさまざまな効果を発揮し、暮らしやすい住まい作りに貢献します。

  

①室内温度の快適化

断熱塗料を使用することで、断熱効果により室内の温度が大幅に快適化できる特徴があります。

この塗料は外気温との温度差を緩和し、暑い夏でも室内を涼しく保ちやすく、寒い冬には保温性能により暖かさを維持するのに役立つからです。

特に、屋根や外壁に塗布することで、外部からの熱や寒さの影響を効率的に軽減でき、四季を通じて快適でリラックスできる住環境を実現します。

このような特性から、断熱効果と保温性能を兼ね備えている点が大きな魅力です。

  

②冷暖房費の節約

断熱塗料を塗装することによるもう一つの大きなメリットは、冷暖房費を大幅に削減できる点です。

この塗料が持つ優れた断熱効果により、建物内の熱が外へ逃げにくくなるため、夏は外からの熱を遮断し、冬は室内の暖かさを保つことができます。

その結果、エアコンやヒーターの使用頻度を減らせるため、光熱費の負担を軽減できます。

特にエネルギーコストが高騰している現代において、断熱効果を備えた塗装の導入は、環境にもお財布にも優しい選択となるため、長期的な経済的メリットが期待できます。

  

③防音効果の向上

断熱塗料は、防音効果と断熱効果を持つ特性があります。外部からの音を軽減し、静かな住環境を実現することで、日常の快適性を向上させます。

特に交通量の多い道路沿いや騒音が気になるエリアにお住まいの方にとって、こうした塗料は騒音対策として大変有効です。

また、内装に使用することで家全体の防音性がさらに高まり、部屋間での音漏れを軽減するとともにプライバシーを守る役割も果たします。

  

④結露の発生を抑制

断熱塗料を使用すると、窓周辺を含めた結露の発生を抑制する効果が期待できます。

特に、断熱改修を行う際に断熱塗料を取り入れることで、温度差によって引き起こされる結露を防ぎやすくなり、これによりカビやシミといった問題を未然に防ぐことができます。

また、断熱塗料は建物全体の温度変化を緩やかにし、湿気の多い環境でも快適で健康的な住空間を維持するのに役立ちます。特に窓付近など結露が発生しやすい部分には効果的です。

  

⑤耐久性の向上

断熱塗料は、その優れた機能性によって耐久性を大きく向上させることが特徴です。

一般的に、断熱塗料は約15〜20年の耐用年数が期待でき、ウレタンやシリコン系の塗料と比較して長持ちします。この耐久性の向上により、頻繁な塗り替えが不要となり、長期的なメンテナンスコストを抑えられます。

しかし、高い耐久性を実現するため、施工費用は通常の塗料に比べて高くなる傾向があります。それでも、長期的にはコストを抑えられる可能性が高く、冷暖房費の節約効果も期待されることから経済的なメリットも多いです。また、断熱性能が持続することで、快適な住環境を長期間維持できるのも大きなポイントです。

このように断熱塗料を用いることで、耐久性の向上が期待できるだけでなく、家全体の価値を保つための重要な役割を果たします。

  

断熱塗装の費用・耐用年数

断熱塗装は、特にエネルギー効率を高めるために大きな役割を果たします。

施工する際には、費用や耐用年数をしっかりと把握しておくことが求められます。具体的な金額や期間を理解することで、適切なリフォーム計画を立てやすくなります。

では、費用相場や耐久年数・メンテナンスについて、くわしく見ていきましょう。

  

屋根断熱塗装の費用相場

屋根の断熱塗装にかかる費用は、施工面積や使用する材料、地域によって異なるため一概には言えませんが、おおよそ1㎡あたり3,000円から5,000円前後が相場となります。

一般的な住宅の屋根は、約100㎡から160㎡程度の大きさが多いため、トータルで30万円〜80万円の範囲で予算を考える必要があります。

さらに、塗装内容によっては、下地処理や下塗りの工程が発生するため、その分の費用も考慮することが大切です。各業者によっても料金設定が異なるため、複数社から見積もりを取ることで、より明確な予算が立てられます。

  

断熱塗料の耐久年数とメンテナンス

断熱塗料の耐久年数は、一般的に15年から20年程度が目安とされています。ただし、この耐用年数は、塗装後の環境や使用する塗料の品質、そして正しく塗布されているかどうかによっても変動することがあります。

特に、厳しい気象条件が続く地域では、劣化が早まる可能性があるため、定期的な点検が重要です。断熱塗料を長期間にわたり効果的に使用するためには、塗布後のメンテナンスも欠かせません。

具体的には、通常の外壁塗装と同様に、汚れだけでなく、カビや藻の発生を防ぐための清掃がおすすめです。また、年に1回程度の状態確認を行い、断熱性能の低下や塗料の剥がれが見られる際には、必要に応じて再塗装を検討すると良いでしょう。

これにより、住環境を快適に保ちながら、断熱塗料の持つ本来の機能を最大限に活かし続けることが可能となります。

  

断熱塗料の2つのデメリットとは?

断熱塗料には優れた特性が多くありますが、その一方でいくつかのデメリットも存在します。これらの欠点を正しく理解することで、より適切な選択をすることが可能になります。

特に、初期コストが比較的高いことや、効果の感じ方が環境や条件によって異なる点が挙げられます。断熱塗料は、一般的な塗料に比べると価格が高めなため、施工時の予算に影響を与える可能性があります。

また、断熱効果は建物の構造や外気温、日射量などさまざまな要因に左右されるため、期待通りの効果を得られない場合があることも理解しておく必要があります。

このように、断熱塗料を採用する際には、その特徴を十分に把握し、自身のニーズと目的に合致しているか慎重に検討することが大切です。

  

①一般的な塗料よりコストが高い

断熱塗料の大きなデメリットとして挙げられるのは、一般的な塗料や遮熱塗料と比較してコストが高い点です。

断熱塗料は、その高い性能を実現するために特殊な成分が含まれており、材料費が高めに設定されているからです。また、施工には技術的な専門性が求められる場合があり、それが施工費の上昇につながる可能性もあります。

具体的には、一般的に使用されるウレタン系やシリコン系の塗料に比べて、断熱塗料の価格は約1.5倍から2倍程度高いとされています。

しかし、断熱塗料の耐用年数が約15~20年と長いことを考えると、5~7年程度で塗り直しが必要なウレタン塗料やシリコン塗料を何度も塗る場合よりも、長期的には経済的である可能性があります。また、断熱性能に加えて遮熱機能を兼ね備えた製品も存在し、これにより室内の温度を効率的に保ち、冷暖房費の節約につながる場合があります。

したがって、初期コストだけに目を向けるのではなく、遮熱塗料や他の塗料との違いを含むトータルコストの観点で評価することが重要です。

  

②断熱効果を実感できるとは限らない

断熱塗料を使用したからといって、必ずしも断熱効果を実感できるとは限りません。

たとえば、施工の仕方が不十分であったり、住宅の使用条件や周辺環境によっては、期待した断熱性が得られないことがあります。具体的には、屋根や外壁の下地処理が適切でなかったり、断熱塗装を十分に厚塗りしていない場合、熱の侵入を効果的に防げない場合があります。また、家の構造そのものが熱を伝えやすい場合や、サッシの数が多くて窓ガラスからの熱の影響が大きい場合も、断熱効果が十分に発揮されない可能性があるのです。

さらに、近年の住宅にはもともと断熱材が使用されていることが多く、その場合は断熱塗装を施しても効果を体感しにくいことがあります。一方で、金属製の屋根を持つ住宅や、屋根の真下がリビングになる構造の住宅、あるいは断熱性能が低い住宅では、断熱塗料がより効果的に機能する場合もあります。室内温度の上昇にはさまざまな原因があり、断熱塗装だけですべてを解決するのは難しいことにも注意が必要です。

また、断熱性を向上させるための方法は断熱塗装に限らず、断熱パネルの使用や窓ガラスを複層ガラスや二重窓に変更する方法も挙げられます。

それぞれの家に適した断熱対策は、建物の構造や生活スタイルによって異なるため、自宅の現状や課題を把握するために住宅診断を行い、専門家に相談することが重要です。塗装後の継続的なメンテナンスも含め、最適な断熱対策を検討しましょう。

断熱塗料塗装の施工事例

断熱塗装の施工事例を見ることで、その効果や具体的な結果を理解しやすくなるでしょう。

実際の施工事例は、どのように断熱塗装が居住空間の改善に役立つのかを把握するための貴重な参考資料として役立ちますので、参考にしてみてください。

  

屋根を断熱塗料で塗装した場合の効果

屋根を断熱塗料で塗装することで、非常に顕著な効果が得られます。

たとえば、夏場において、屋根に断熱塗料を使用することで屋根表面の温度が通常の塗料を使用した場合と比較して約10℃から15℃低下することが報告されています。

この結果、屋根の下に位置する部屋の室温も下がり、快適さが向上します。さらに、室温が抑えられることで冷房の使用頻度が減少し、省エネルギーにもつながります。

実際の事例では、断熱塗料を採用した住宅で、夏季の冷房費を約20%削減することに成功したケースも報告されています。また、断熱塗料は夏だけでなく冬場にも効果を発揮します。屋根からの熱の損失を軽減する作用があるため、暖房効率が高まり、室内空間の温度を一定に保つことが容易になります。

このように屋根を断熱塗料で塗装することは、季節を問わず快適な住環境の実現に貢献するとともに、冷暖房費の節約、エネルギー消費の削減といった大きなメリットももたらします。

  

外壁にも使用した断熱塗料の成功例

外壁に断熱塗料を塗装することで、見た目の向上だけでなく、優れた断熱効果を発揮するケースがあります。

実際に施工した住宅においては、この塗料の断熱性能により結露の発生が減少し、室内環境の課題であるカビや湿気のトラブルが解消されました。特に北側の外壁にペイントした事例では、気温差による外壁温度の変化を緩和し、室内温度のバランスを保ちつつ、美観を長期間維持することに成功しています。

また、別のケースでは、断熱塗料の色選びにこだわることで、住宅全体の外観も一新されました。その結果、家が明るく生まれ変わっただけでなく、近隣住民から好印象を持たれるようになったという報告もあります。塗装後は、断熱効果により室内の温度が適度に保たれるようになり、居住者から「室内がより快適になった」との感想が多く寄せられています。見た目の印象が良くなるだけでなく、住み心地が向上するのはうれしいポイントですよね。

このように外壁に断熱塗料を使用したペイントは、室内環境の快適性向上や機能的な効果、美しい外観の維持・向上を同時に実現できる有効な選択肢であることが確認されています。

ちなみに、断熱塗料は外壁や屋根だけでなく内壁にも使えます。費用やデザイン性よりも機能重視の方は導入を検討する価値ありです。

  

断熱塗料の選び方と色選択のポイント

断熱塗料を選ぶ際に重要なポイントは、断熱性や耐久性、施工方法をしっかり確認することです。特に屋根塗装では、直射日光を受けやすいため、高い断熱性を持つ製品を選ぶことが推奨されます。

次に色の選択も考慮すべきです。明るい色は熱を反射し、特に夏場の温度上昇を抑える効果があります。一方で、冬の暖かさを保つために、暗めの色を選ぶことも選択肢になります。建物のデザインや周囲の環境と調和を考えながら適切な色を選ぶことが重要です。

施工時には塗装面の状態や下地処理、塗り重ねの回数を十分に確認し、断熱性を最大限に引き出すことが求められます。特に屋根塗装では、日光や雨風の影響を受けやすいため、施工の質が結果に大きく影響します。

これらのポイントを考慮することで、断熱塗料の効果を最大限に発揮し、快適な住環境を実現できるでしょう。

  

おすすめ断熱塗料の種類・特徴・費用

断熱塗料には多くの種類があり、それぞれ異なる特性や費用があります。

選択する際には、断熱性や費用対効果をしっかりと考慮することが重要です。以下に、特におすすめの断熱塗料を5つ紹介します。

  

①ガイナ

ガイナは、特に熱伝導率が低く、優れた断熱効果を持つ塗料です。この性能により、屋根や壁へ塗布することで赤外線を効果的に反射し、夏場でも室温を快適に保つことができます。

また、カラーバリエーションが豊富で、建物のデザイン性を損なわず、さまざまな外観に調和させやすい点も高い評価を得ています。

さらに、ガイナの塗布にかかる費用の目安は、約3,500円から5,000円/㎡であり、性能と価格のバランスが取れた製品として人気です。

  

②キルコ(旧キルコート)

キルコは優れた断熱性能を持ち、さらに防音効果も兼ね備えた高品質な屋根塗装材です。

この塗料を使用することで、夏は屋根から伝わる熱の侵入を抑え涼しく、冬は室内の暖気を逃がさず暖かさを維持することができ、四季を通じて快適な住環境を実現します。

また、性能の高さに伴い価格はやや高めで、約4,000円から6,000円/㎡程度となっていますが、これだけの断熱性と快適さを提供する価値を考えれば、投資するに足る選択肢と言えるでしょう。

  

③ドリームコート

ドリームコートは高性能な断熱塗料で、防水、透湿、断熱の3つの機能を兼ね備えています。特に外壁に使用することで、外部の影響から室内を守りながら、雨水を弾く防水効果や結露防止効果が期待できます。

また、透湿性があるため、雨の多い梅雨の時期でも湿気を外へ逃がし、快適な住環境を維持することが可能です。

さらに、耐久性が高いことからメンテナンス頻度を抑えられることも魅力です。耐用年数は12~15年と長寿命であり、コストパフォーマンスにも優れています。

費用については、施工費が概ね1㎡あたり3,000円から5,000円で、製品自体の参考価格は白色14Lで12,870円、淡彩色14Lで15,250円ほどとなっています。このため、ドリームコートは断熱性能だけでなく、経済性にも優れた選択肢と言えるでしょう。結露対策や住宅の劣化を抑えたい方に特におすすめです。

  

④ロハスコート

ロハスコートは、屋根や内外装に利用可能な環境配慮型の断熱塗料です。

この塗料は、優れた断熱性と遮熱効果を有しており、太陽熱を効果的に反射するため、建物全体の温度調整を効率的にサポートします。

また、湿気対策にも適した調湿性能を備えているため、特に湿度が高い環境でも快適な空間を維持することができます。さらに、耐用年数が長く、粘着力が非常に高いため、建物の美観を長期間保つことができ、頻繁な再塗装の手間を軽減します。

初期費用は約3,500円/㎡前後とリーズナブルでありながら、長期的なコストパフォーマンスが期待できる点も特長です。具体的な製品としては、16Lあたりの価格が37,500円(税抜・クールホワイト)から41,250円(税抜・基準色)となっており、耐用年数は15年以上と、同様の断熱塗料の中でも優れたコストパフォーマンスを発揮します。

  

⑤断熱コートEX

断熱コートEXは、特に高い断熱性能を誇る塗料であり、その効果の持続力に優れています。

この塗料は屋外条件に強く、紫外線による劣化が少ないため、屋根を含むさまざまな場所で、長期間にわたり安定した効果を発揮します。また、光安定剤や紫外線吸収剤が配合されており、トップコートを必要としない点が特徴です。トップコートが不要なため、工期の短縮や工費削減にもつながり、低予算で断熱塗料をお考えの方にもおすすめです。

価格帯については、施工部位や使用方法によって異なります。たとえば、屋根で鋼板・トタン板への施工の場合、ローラー使用時で4,800円/㎡程度となっており、外壁でスチップル状仕上げを行う場合は6,000円/㎡程度です。

このように用途に応じた設計単価で提供されています。その耐用年数も8~10年と長く、その価値ある性能に多くの居住者が満足しています。断熱性能と施工の効率性を両立した断熱コートEXは、屋根や外壁の保護に最適です。

  

断熱塗料をDIYする方法

「断熱塗料をDIYで塗布したい」という方もいるでしょう。

時間や労力がかかり、足場を組む必要がある高さでの塗布は危険を伴うため、おすすめは専門業者での塗装ですが、DIYする方法についてもご紹介いたします。

自分で塗布することで、コストを抑えつつも達成感を得ることができ、快適な住環境を手に入れられるでしょう。

以下では、DIYする手順や塗装キットについて深掘りして解説していきます。

  

DIYで断熱塗料を屋根に塗る手順

最初のステップは、屋根もしくは外壁の清掃です。屋根や外壁に付着している塵や汚れ、古い塗膜をきれいに取り除くことで、塗料の密着性が向上し、仕上がりの品質が高まります。

隅々まで丁寧に掃除することが重要です。効率的な清掃のためには高圧洗浄機の使用がおすすめです。その後、屋根や外壁の表面にサビや傷がある場合は、下地処理をしっかり行い、必要に応じて補修材を用いて修復してください。

下地の準備が整ったら、次の工程である断熱塗料の塗布に進みます。この塗布工程では、刷毛やローラーを用いて塗料を均一に塗り広げることが不可欠です。

全体が均一に仕上がるよう注意深く作業を進めてください。一度の塗布で十分なカバーができない場合もあるため、適切な乾燥時間を確保した後に塗り重ねを行うことをおすすめします。

通常、2回以上塗布することで、断熱効果を最大限に引き出すことが可能です。最後に、乾燥が完全に完了したことを確認し、仕上がりの状態や環境面への配慮も考慮して施工を締めくくりましょう。

  

おすすめのDIY塗装キット

DIYで断熱塗装を行う際には、使いやすい塗装キットを選ぶと良いでしょう。ただ塗料を購入するだけでなく、刷毛やローラー、マスキングテープ、手袋、保護メガネなどが含まれるキットがおすすめです。特に、屋根の断熱塗装を計画している場合には、高品質な塗装キットを選ぶことで効率的な作業が可能になります。

たとえば、初心者向けの「DIY塗装セット」や「断熱塗料スターターキット」は、必要な道具が揃っているため、安心して作業に取り組むことができます。屋根のペイント作業は高さがある場所での作業が多いため、道具の使いやすさが重要です。

ローラーについても、小さな隙間や広範囲に対応できる様々な種類があるので、塗装面や作業環境に合わせて適切なものを選ぶと良いでしょう。また、塗装面をきれいに仕上げるために、事前にマスキングテープをしっかりと使用し、塗料が不要な部分に付着しないよう心がけるのもポイントです。

必要な道具をうまく活用しながら、DIYで家を快適にする楽しさを体感するのも良いでしょう。

  

補助金制度を活用すればお得に断熱塗装できる!

断熱塗装を行う際には、補助金制度を活用することで経済的な負担を軽減する方法が効果的です。多くの自治体では、エネルギー効率の向上を目的とした取り組みの一環として、断熱塗装に関する補助金を提供しています。このような制度をうまく活用することで、施工にかかる費用を大幅に削減できる可能性があります。

まずは、お住まいの地域の自治体や関連機関のホームページを確認し、補助金についての詳細情報を入手することが重要です。補助金の支給額や申請条件は自治体によって異なり、申請に必要な書類や手続きが細かく定められている場合があります。そのため、事前にしっかりと情報収集を行い、スムーズな手続きを目指しましょう。特に、補助金には申請期間が設定されているため、早めの準備が肝心です。

さらに、信頼できる専門業者を選ぶことも重要です。一部の業者では、補助金の申請をサポートするサービスを提供している場合があります。こうした業者に相談することで、手続きの負担を軽減し、スムーズに断熱塗装を進めることが可能です。施工前に適切なアドバイスを受けることで、より効果的な断熱対策を実現できるでしょう。

加えて、断熱塗装を施すことによる省エネ効果は長期的なメリットとして大きいものです。冷暖房費の削減が期待できるため、全体的な光熱費を抑えることが可能となり、結果的に経済的にも非常に有利な選択と言えます。こうした利点を最大限に引き出すためにも、補助金制度を活用して効率の良い断熱塗装を実現することが推奨されます。

この機会に補助金を上手に活用しながら、断熱塗装を検討してみてはいかがでしょうか。快適な住環境を手に入れつつ、経済的な負担を減らせる方法として非常におすすめです。

  

まとめ

今回は外壁塗装・屋根塗装における断熱塗料について解説しました。

断熱塗料は、住まいの保温性能を向上させ、快適な生活環境を作るための非常に有効な方法です。主な効果は以下のとおりです。

  • ①室内温度の快適化
  • ②冷暖房費の節約
  • ③防音効果の向上
  • ④結露の発生を抑制
  • ⑤耐久性の向上

政府や自治体の補助金制度を活用すれば、施工費用を抑えながら断熱塗料のメリットを享受することができます。この制度を賢く利用することで、経済的負担を軽減しながら住環境の改善を進められるでしょう。加えて、プロの施工業者に依頼すれば、DIYで行うのが難しい高い品質の仕上がりを期待できます。

断熱塗料の効果を維持するには、定期的なメンテナンスが不可欠です。数年おきに点検を行い、必要であれば再塗装や補修を施すことで、長期的な断熱効果を維持し続けることができます。

住まいの快適さや省エネルギー性能を高める断熱塗料は、今後の暮らしにとって重要な役割を果たします。

早速、断熱塗料による外壁塗装・屋根塗装の導入を検討し、より快適で経済的な住環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。

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