
- 外壁塗装が剥がれてきたけど原因がわからない
- 外壁の剥がれを放置するとどうなるか心配
- 補修する方法や費用についてくわしく知りたい
こんな悩みにお答えします。
結論、外壁塗装の剥がれは、施工不良や経年劣化が主な原因です。放置すると雨水が建物内部に侵入し、カビや腐敗が発生してしまうリスクが高まります。さらに、建物全体の寿命を短くする可能性も。補修は見た目だけでなく、家を守るためにも重要な作業です。
この記事では、以下の内容をお伝えします。
- 外壁塗装が剥がれる2つの原因
- 外壁塗装の剥がれを放置する5つのリスク
- 外壁塗装の剥がれを補修する3つの方法
- 外壁塗装の剥がれを補修する費用について
- 補修してくれない悪徳業者への対処法
外壁塗装の剥がれが気になる場合、原因や対策を知ることで最適な解決策を見つけられます。この記事を読むことで、大切な住まいを保つ方法と必要な行動がわかります。
安心できる暮らしを手に入れるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
外壁塗装が剥がれる2つの原因
外壁塗装が剥がれる原因は、大きく分けて施工不良と経年劣化の二つがあります。
外壁の剥がれの原因として、特に施工不良は注意すべきポイントです。施工不良とは、塗装作業時に適切な技術や品質の良い材料が使用されていない場合に生じます。
さらに、外壁の剥がれにつながるもう一つの要因は経年劣化です。長年にわたり外壁が紫外線、雨風、湿気などの自然環境にさらされることで、塗料が徐々に劣化し、塗膜が脆くなります。
住まいを長持ちさせるためには、外壁の剥がれの主な原因である施工不良と経年劣化を十分理解し、それぞれに応じた適切な対策を行うことが必要です。
①施工不良による剥がれ
施工不良が原因で剥がれが発生することは少なくありません。
具体的には、塗装前の下地処理が不十分だったり、塗料の種類や乾燥時間の基準を無視した場合が挙げられます。技術者の経験不足や、手順を適切に守らないことも原因となることがあります。
こうした施工不良によって剥がれが生じた場合、早期の対処が必要です。一般には、施工から1年未満に剥がれた場合は、施工業者の責任が問われることが多く、保証制度を適用でないかを検討しましょう。
問題を放置することは非常にリスクが高いため、知識を持った業者に相談することが重要です。
②経年劣化による剥がれ
外壁塗装における劣化症状は避けられない現象の一つであり、塗膜の劣化が大きく影響を与えます。
外壁塗装を施してからおよそ5年が経過すると、塗膜が徐々に劣化し、剥がれが発生することがあります。塗膜が剥がれると外壁の防水機能が低下し、雨水が染み込むことで建物自体の劣化を招く恐れも。この劣化の進行は使用する塗料の種類や周囲の環境条件によって異なります。
たとえば、無機塗料やフッ素塗料などの耐久性の高い高品質な塗料は耐用年数も長いため、塗膜が長期間保護機能を発揮し、剥がれが起こるまでの時間を延ばすことが期待されます。一方で、アクリル塗料やウレタン塗料などの比較的安価な塗料を使用した場合、耐用年数が短いため劣化のスピードは早く、塗膜の剥がれが早期に見られる可能性があります。
具体的には、以下のような劣化現象があります。
- 塗膜の剥がれ
- 塗膜の膨れ
- 表面のひび割れ(クラック)
- 表面を触ると粉がつく(チョーキング現象)
- カビ・コケ・藻・錆がつく
そのため、外壁や塗膜の寿命を延ばすには、適切な塗料の選定と適切な定期的なメンテナンスが欠かせません。

外壁塗装の剥がれを放置する5つのリスク
外壁の塗装剥がれを放置することは、住まいに深刻な影響を及ぼします。
主なリスクは、以下の5つです。
- リスク①:雨漏りにつながる
- リスク②:建物の安全性が低下する
- リスク③:劣化がますます進行する
- リスク④:資産価値が低下する
- リスク⑤:保証期限が切れる可能性がある
こうした問題が進行すると、修繕費用も大幅に増加する可能性があるため、早期の点検と適切な対応が不可欠です。
外壁塗装の剥がれは放置せず、早急な対応と日常的なメンテナンスを心がけることが大切です。
リスク①:雨漏りにつながる
剥がれた塗装や外壁の割れは、家を守る重要な役割を果たせなくなります。
この状態を放置していると、雨水が浸入し、外壁塗装の剥がれがさらなる劣化を招くだけでなく、内部構造にも悪影響を及ぼす可能性があるからです。特に、雨水が内部に染み込むと家の木材や躯体が腐食し、最悪の場合、雨漏りを引き起こす恐れもあります。その結果、修理費用が増大し、家の維持コストが大きな負担となることが懸念されます。
さらに、雨漏りが起こると湿気がたまりやすくなり、カビや雑菌が発生しやすくなります。これにより、床や内装などの室内環境が悪化し、特に健康面で深刻なリスクが生じる場合があります。
このような家のトラブルを未然に防ぐためにも、外壁塗装の剥がれや割れを見つけたら早急に対処することが重要です。問題を放置せず、適切な補修を行うことで、家全体の耐久性と安全性が守られると同時に、将来的な大規模な修繕も回避できるでしょう。
リスク②:建物の安全性が低下する
外壁塗装の剥がれは、建物の外観を損なうだけでなく、安全性を低下させる原因ともなります。
この剥がれが進行すると、内部の構造がむき出しとなり、風や雨などの外的要因からの影響を大きく受けやすくなります。その結果、内部材が劣化しやすくなり、建物の寿命にも深刻な影響を与えることがあります。特に、劣化した部分が広がることで、建物全体の耐久性や強度が著しく脅かされる可能性があります。
さらに、剥がれによる損傷は外的要因からのさらなる被害を誘発し、結果的にメンテナンスの頻度が増える原因にもなり得ます。
建物が安全で快適な住環境を維持するためには、こうした剥がれを見逃さず、早期に適切な対処を行いましょう。
リスク③:劣化がますます進行する
外壁塗装が剥がれると、劣化がさらに進行し建物に深刻な影響を及ぼします。
上述したように、屋根や外壁が剥がれた部分から雨水が侵入すると、内部の木部や構造体に水分が浸透し、大規模な劣化を引き起こします。この状態が続くと、塗膜の剥がれだけでなく、変色や腐食、雨漏りや内部結露といった症状が現れることがあります。
これらの問題は、加速度的に家の耐久性を低下させるだけでなく、修復費用も増加させるリスクがあります。
特に施工不良による剥がれが見つかった場合、業者の他の箇所でも同様の問題が発生している可能性がありますので、早期の点検を行うことが重要です。
劣化をいち早く発見し、適切な対策を講じることで、大規模な修繕が必要になるリスクを軽減できるでしょう。
リスク④:資産価値が低下する
外壁塗装の剥がれは、住まいの資産価値にも直結します。
剥がれが目立つと、見た目だけでなく、その建物の価値が減少することが避けられません。将来的に売却する際や賃貸住宅として運用する際に、不当な評価を受けることにつながります。
住環境の維持だけでなく、資産としての価値を保持するためにも、定期的なメンテナンスや補修は欠かせません。
特に外見が重要視されるため、見栄えを良くするためにも、剥がれを放置するのは好ましくありません。
リスク⑤:保証期限が切れる可能性がある
外壁塗装に関して、施工業者やメーカーが提供する保証も気にしておきましょう。
なぜなら、剥がれを放置していると、いつの間にか保証期間が切れてしまい、修理や補修に関するサポートが受けられなくなるリスクがあるからです。
特に、施工不良が原因で発生した剥がれが保証の対象外と判断されてしまうケースもあるため、注意が必要です。このような事態を避けるためには、保証内容を事前にしっかり確認しておくことが大切です。
保証を利用するためには、剥がれに気づいた時点で速やかに業者に連絡し、適切な処置を依頼することが求められます。これを怠ると、保証を利用するチャンスを失い、結果として予期しない経済的な負担を抱えることにつながりかねません。
『メーカー保証』と『自社保証』の違い
外壁塗装に関連する保証には、主に『メーカー保証』と『自社保証』の2種類があります。
メーカー保証は、使用する塗料や資材について提供されるもので、塗料メーカーが製品の品質や性能に対して保証を行います。ただし、この保証は、通常価格が高めの一部の塗料に限られている場合が多く、すべての塗料に適用されるわけではありません。また、保証の具体的な適用条件は製品によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
一方で、自社保証は、施工業者が行った作業内容に対する保証を指します。施工不良が発生した場合の修理や再施工が主な内容であり、保証範囲や期間は業者によって異なります。多くの場合、外壁塗装では業者が発行する自社保証がメインとなりますが、業者によってはアフターサービスとしてメーカー保証と自社保証の両方を提供してくれることもあります。
そのため、施工業者を選ぶ際には、自社保証の内容だけでなく、塗料に関するメーカー保証についても確認することが重要です。外壁塗装を安心して行うためには、使用する塗料の特性や、保証内容の違いを理解し、最適な選択をすることが大切です。
外壁塗装の剥がれを補修する3つの方法
外壁塗装の剥がれが発生した場合、速やかな補修を行うことが重要です。
特に、剥がれたままの状態を放置すると、雨漏りが発生するリスクが高まったり、建物全体の劣化を早めてしまう可能性があるからです。そのため、問題箇所を早期に発見し、適切に対応することで、建物の寿命を延ばすことができます。
具体的には、以下のように3つの方法があります。
- 方法①:塗り替えによる
- 方法②:カバー工法による補修
- 方法③:張り替えによる補修
補修を行う際には、剥がれの程度や建物の状態を詳細に確認し、状況に応じた最適な方法を選びましょう。
それぞれの補修方法について、深掘りしていきます。
方法①:塗り替えによる補修
剥がれた部分を塗り替える方法は、外壁補修の中でも一般的なアプローチです。
まず、剥がれた箇所や劣化した部分をしっかりと削り取ります。その後、新しい塗料を塗布しますが、この際には下地処理を十分に行うことが重要です。接着力を高めるためにプライマーを使用することも推奨されます。
塗り替えのメリットは、コストが比較的抑えられ、施工期間も短いことです。
また、この方法は定期的なメンテナンスとしても利用でき、適切に行えば外壁を長期間保護する効果があります。
方法②:カバー工法による補修
カバー工法は、外壁の剥がれが広範囲に及んでいる場合や、既存の外壁自体に劣化や損傷が見られる場合に特に有効な補修方法です。
この方法では、既存の外壁を剥がさず、その上に新しい外壁材を直接取り付けるため、撤去作業の手間を省くことができます。新しい外壁材を使用することで建物の美観を向上させるだけでなく、耐久性や耐候性の向上も期待できます。
外壁材のバリエーションが豊富であるため、デザインの選択肢が広がり、自分の好みに合わせた仕上がりを実現できるメリットもあります。
デメリットとしては、使用できる元の外壁材と新しい外壁材が限定されるという点です。また、建物自体の重量が増えるため、耐震性が下がる可能性がある点です。
とはいえ、カバー工法は、外壁の剥がれが引き起こす見映えの悪化や耐久性低下の問題を一度に解消でき、工期が短縮される場合もあるため、効率的な補修を求める方に適した選択と言えるでしょう。
方法③:張り替えによる補修
剥がれた外壁が深刻な場合やマンションの外装の劣化が進行している場合には、元の外壁をすべて取り外し、新しいものと張り替える方法が選ばれます。
この手法は、特にサイディング素材が使用されている場合や、構造的な問題、深刻な劣化が見られる際に有効です。張り替えを行うことで、これまで蓄積された劣化部分を根本的に解決し、建物全体の耐久性を向上させることが可能となります。そのため、長期的な視点で考えると非常に効果的な対策であり、見逃せない選択肢です。
ただし、張り替えにはやはり一定のコストが伴うため、経済面の検討も必須です。
しかしながら、劣化した外壁を完全に新調することで、建物の安全性が大幅に向上し、住環境としての安心感を得ることができます。特にマンションのように複数の住人が利用する建物の場合は、安全性の向上がさらに重要となります。
こうした外壁の張り替え作業を検討する際には、サイディング専門の技術を持つ信頼できる業者に相談することが不可欠です。しっかりとした計画と施工を行うことで、建物の価値も維持・向上させることにつながります。

外壁塗装の剥がれを補修する費用について
外壁塗装の剥がれを補修する際には、ある程度のまとまった費用が必要になります。
塗装費用は、塗装の面積や使用する塗料の種類、また施工業者によっても大きく変動します。
ですので、塗装する際は、見積もりを複数の業者から取得することが重要です。特に、補修の規模が大きい場合は、工事費用が急速に上昇する可能性も。
ここでは外壁塗装の剥がれを補修する費用について、くわしく見ていきます。
補修の費用相場は80万円〜150万円
具体的な補修費用の相場は、80万円から150万円となっており、これは一般的な2階建て住宅を基準とした数字です。
この価格には塗料や材料代、施工にかかる人件費が含まれていますが、あくまでも費用は外壁塗装の剥がれの範囲や建物の状態によって異なり、相場より高くなる場合もあれば、安価に収まることもあります。
特に、外壁塗装の剥がれが小規模で、その部分をピンポイントで補修できる場合は、コストを抑えることが可能です。しかし、外壁全体に劣化や剥がれが見られる場合は、その分費用が増加する可能性があります。
そのため、外壁塗装の剥がれを放置せず、早めの対応を行うことが重要です。定期的な点検やメンテナンスを行うことで劣化を早期に発見し、補修コストの抑制につなげることができます。
外壁塗装の剥がれを予防し、修繕費用を抑えたい場合には、定期的なチェックや補修を心掛けることがカギとなるでしょう。
保証適用できれば無料で補修できる
補修に際しては、リフォーム施工の保証が適用される場合、費用をかけずに対応してもらえることがあります。
特に、施工不良が原因で剥がれが発生した場合には、業者からの保証やメーカーの保証を活用することで、修理費用を免除される可能性があります。このような保証を活用することで、リフォームに関連するトラブルを最小限に抑えることができるのです。
万が一、施工後に剥がれや損傷が発生した際には、速やかにリフォーム業者へ連絡し、保証内容の確認を行いましょう。保証の条件や適用範囲は業者やメーカーによって異なるため、詳細をしっかりと確認してください。多くの場合、保証を受けるためには指定された期間内に問い合わせる必要があるため、お忘れなく。
このような対応を迅速に行うことで、リフォーム後の不具合が家計に大きな影響を及ぼすことを防ぎ、安心して住環境を維持できるでしょう。
丁寧な下地処理ができる業者を選ぼう!
外壁塗装の成功には、丁寧な下地処理が不可欠です。
下地処理が不十分な場合、塗料との密着が悪くなり、剥がれや浮きの原因となってしまうからです。わずか数年で塗り直しとなるリスクも考えられます。信頼できる専門業者は、塗装に入る前にしっかりとした下地処理を行うことが特徴です。
ですので、下地の状態を確認し、必要な処理を省略しない業者を選ぶことが塗装の持ちを大きく左右します。
業者選びをする際は、過去の施工実績や顧客の口コミ、評価などを参考にすることが重要です。特に、信頼性や技術力が高い業者を選ぶことで、後々のトラブルを避けることができます。
失敗しないためには信頼できる専門業者を選ぶこと!
外壁塗装の依頼を検討する際には、リフォーム全体の成功を左右するため、信頼できる専門業者を選ぶことが非常に重要です。
信頼に足る業者は、施工前にしっかりと現地調査を行い、建物の状況に最適な工法を提案してくれるだけでなく、施工に使用する材料や各工程についても丁寧に説明します。このような対応が、施工トラブルを未然に防ぐ大きなポイントとなります。
加えて、明確で詳細な見積もりを提示することはもちろん、予期せぬ追加料金が発生する可能性についても事前に説明してくれる業者を選ぶことが理想的です。また、リフォーム全体に対する知識や経験を持つ業者であれば、外壁塗装だけでなく、他の部分に関連する工事にも適切なアドバイスが期待でき、より安心です。
業者との十分なコミュニケーションを大切にし、契約内容について納得がいくまで確認を行う姿勢が、外壁塗装やリフォーム全体の成功につながるでしょう。
リフォーム瑕疵保険の有無を確認しよう!
外壁塗装を依頼する際には、リフォーム瑕疵保険の有無を事前に確認することも欠かせません。
リフォーム瑕疵保険は、リフォーム工事後に不具合が発生した際、修理費用を補償してくれる制度であり、特にリフォーム工事にかかる安心感を得るための重要なポイントとなります。適切な業者は一般的にこの保険に加入しており、保険の有無を確認することでその業者の信頼性もある程度判断できます。
また、万が一施工不良が起きた場合でも、リフォーム瑕疵保険が適用されることにより修理費用がカバーされるでしょう、予期せぬ経済的負担を大幅に軽減できます。
そのため、施工業者を選ぶ際には、単に費用や工事内容を比較するだけではなく、瑕疵保険の有無や具体的な補償内容についてもしっかりと確認しておきましょう。
リフォーム瑕疵保険の利用の流れとは?
リフォーム瑕疵保険を利用する際の流れは、まず事業者登録をしている業者を選び、リフォーム工事を依頼することから始まります。
施工中と施工完了後には、第三者である建築士などが現場を訪れ、工事の品質チェックが行われます。これにより、手抜き工事や施工ミスが発見されれば、その場で指摘されるため、補修が求められます。
万が一、施工完了後に瑕疵が見つかっても、瑕疵保険が適用されれば、補修費用は保険でカバーされ、施主が負担する必要はありません。また、業者が倒産した場合でも、施主自身が補修費用を受け取る仕組みが用意されています。
このように、リフォーム瑕疵保険は手抜き工事の防止や万が一の際の不安を軽減し、安心してリフォームを実施できる環境を提供します。
適用に関する手続きは容易で、業者から案内を受けられるため、困ったことがあれば早めに確認することが重要です。リフォーム瑕疵保険を利用することで、品質と費用に関して安心感を得られます。
【悪徳業者】補修してくれない時は消費者センターへ相談しよう!
外壁の補修が必要な場合、業者に頼んでも希望通りの対応を得られないことがあります。特に、施工不良が疑われるにもかかわらず劣化が原因とされ、補修を断られるケースも少なくありません。
そんな時は、消費者センターに相談することが重要です。消費者センターは、消費者の権利を保護し、トラブル解決のサポートを行います。
外壁塗装の剥がれに対する業者の対応が不十分であった場合、具体的なトラブルの記録を用意しておくと効果的です。写真や施工日時、劣化の始まりなどを整理し、業者とのやり取りを文書化しておくことで、次のステップがスムーズに進みます。特に、手抜き工事が疑われる場合には、証拠が大きな役割を果たします。
また、一度不良施工を行った業者に再度依頼することはリスクが残りますので、別の信頼できる業者に依頼するようにしましょう。返金を求める場合も消費者センターがサポートしてくれるため、悩んでいる場合はまず相談してみてください。
まとめ
今回は外壁塗装が剥がれる原因について解説しました。
外壁塗装の剥がれが起きる主な原因には、『施工不良』や『経年劣化』が挙げられます。それぞれの原因に適した補修をすることで、建物を良い状態に保ち、長持ちさせることができます。
また、剥がれたまま放置するのは、以下のようなリスクが伴うため注意しましょう。
- リスク①:雨漏りにつながる
- リスク②:建物の安全性が低下する
- リスク③:劣化がますます進行する
- リスク④:資産価値が低下する
- リスク⑤:保証期限が切れる可能性がある
雨漏りや建物の資産価値の低下といったリスクが高まり、修繕費が増える可能性もあるため、早めの対応が欠かせません。
外壁塗装を補修する方法は、以下のように3種類あります。
- 方法①:塗り替えによる
- 方法②:カバー工法による補修
- 方法③:張り替えによる補修
もちろんDIYでの補修も可能ではありますが、外壁塗装の剥がれを見つけたときは、適切な補修を行うためにもまずは専門業者への相談をおすすめします。そして、選ぶ際に実績や信頼性をしっかり確認しましょう。併せて、瑕疵保険の加入状況をチェックしておくことで、万が一のトラブルにも備えられます。
このように早急な対応を心がけることで、雨風からお住いを守るだけでなく、暮らしの安心感も手に入れることができます。その一歩が、未来の快適な住環境をつくる大切な行動になるのです。