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外壁塗装をフッ素塗料でするメリット・デメリット(屋根塗装にも効果大!)

  • 外壁のメンテナンス頻度を減らしたいけど、どんな塗料を選べばいいの?
  • 屋根塗装にフッ素塗料は本当に効果があるの?
  • フッ素塗料のリット・デメリットについてくわしく知りたい!

こんな悩みにお答えします。

外壁塗装や屋根塗装に使用されるフッ素塗料は、その高い耐久性が魅力です。一度の施工で長期間効果を保てるため、メンテナンス頻度が減り経済的です。しかし、初期費用が高い点や、他の塗料との違いが分かりにくいという点で、選択に悩む方も多いでしょう。

そこで、この記事では以下の内容をお伝えしたします。

  • フッ素塗料の5つのメリットと3つのデメリット
  • フッ素塗料と他の塗料の違い
  • フッ素塗料での外壁塗装がオススメな人
  • 屋根塗装にもフッ素塗料がオススメな理由
  • フッ素塗料で外壁塗装する際の3つのポイント

フッ素塗料の基本知識から選び方まで徹底解説します。この記事を読むことで、塗料選びの迷いを解消し、外壁塗装・屋根塗装をより満足のいくものにするための知識が身につきます。

ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

  

フッ素塗料の特徴とは?

フッ素塗料は、主にフッ素樹脂を用いた塗料であり、その最大の特徴は耐久性と耐候性の高さにあります。

紫外線や風雨などの外部環境に対する抵抗力が非常に強く、長期間にわたって変色や劣化が少ないのが特長です。フッ素樹脂には「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」がありますが、紫外線に弱い「3フッ化型フッ素樹脂」に対して「4フッ化型フッ素樹脂」はより耐久性が高くなっています。

また、フッ素塗料は親水性を持つため、雨水と一緒に汚れを洗い流す自己クリーニング効果も大きな魅力です。この特性により、建物の外壁が常に清潔な状態を保つことができ、メンテナンスの手間を軽減します。さらに、防水性にも優れており、水の侵入を阻止することで住宅全体の劣化を防ぎ、結果的に建物の寿命を延ばす効果を発揮します。

こうした特性から、フッ素塗料は住宅をはじめ商業施設や大型構造物など、幅広い場面で使用されています。その信頼性と高い性能は多くの実績に裏付けられており、建物を美しく、長持ちさせるために優れた選択肢となっています。

  

外壁塗装でフッ素塗料を使う5つのメリット

フッ素塗料は、その優れた特性から外壁塗装において多くのメリットがあります。

主なメリットは、以下の5つです。

  • ①耐用年数が長い(耐久性)
  • ②太陽光や紫外線に強い(耐熱性))
  • ③汚れが落ちやすい(親水性)
  • ④水の侵入を防ぐ(防水性)
  • ⑤カビや藻が生えにくい(防カビ・防藻性)

特に注目すべきポイントは、その耐用年数の長さにあります。フッ素塗料は一般的に12年〜20年の耐久性を誇り、他の塗料と比較して塗り替えの頻度が少なくて済む点が大きな特徴です。

塗り替えの必要性が減ることで、結果として長期的なコストパフォーマンスも非常に優れており、多くの方から支持されています。

  

①耐用年数が長い(耐久性)

フッ素系塗料は、強力な耐久性を備えています。

外壁としっかり密着する性質を持ち、自然環境における風雨や紫外線への抵抗力も非常に高いため、長期間にわたり劣化しにくい特徴があります。

実際、ウレタン系塗料の耐久年数が5年~8年、シリコン系塗料が7年~10年とされるなかで、フッ素系塗料は12年~20年と、他の塗料と比べて圧倒的な耐用年数を誇ります。

このため、一度フッ素塗料を施工すれば、長期間にわたり住宅を美しい状態に保つことができます。さらに、塗り替えの頻度を減らせるため、メンテナンスコストの削減にもつながり、コストパフォーマンスの面でも非常に優れています。

  

②太陽光や紫外線に強い(耐熱性))

外壁が直射日光にさらされると、通常の塗料では劣化が進みやすいですが、フッ素系塗料は紫外線に対する高い耐性を持っており、色あせや変色を抑えることができます。

また、太陽光による温度上昇にも強く、耐熱性に優れているため、外壁や屋根の美観を長期間保つことが可能です。

結果的に、外壁や屋根のメンテナンス頻度を減らすことができ、長期的なコスト削減にもつながります。

  

③汚れが落ちやすい(親水性)

フッ素塗料には親水性という特性があり、水と密着する性質を持っています。

この特性により、汚れが付着しても水が接着面に入り込み、汚れを自然に洗い流すことができます。結果として、外壁に付着したホコリや汚れが落ちやすくなり、長期間にわたって外観を美しく保つことができます。

また、最近では技術の進歩により、「超低汚染性」とも呼ばれるさらなる耐汚染性を持つ塗料が登場し、より効率的に外壁の美しさを維持できるようになっています。

そのため、定期的なメンテナンスの手間を省きたい多忙な家庭にとっても、大きな価値をもたらしてくれます。

  

④水の侵入を防ぐ(防水性)

フッ素系塗料には耐水性があり、水の侵入を防ぐ効果があります。この防水性の高い塗料は、家の外壁をしっかりと保護し、雨漏りや湿気から建物を守ります。

特に外壁からの浸水は家にとって大敵であるため、優れた耐水性を持つ塗料を選ぶことが重要です。

フッ素系塗料が持つこの性能により、雨や湿気によるダメージを防ぎ、住宅の寿命を延ばすことも期待できます。また、外壁の劣化を防ぐことで、将来的な修繕費用の削減にもつながるのが魅力です。

ただし、フッ素系塗料の性能は製品によって異なる場合もあるため、選ぶ際には商品の特徴や仕様をきちんと確認することが大切です。

  

⑤カビや藻が生えにくい(防カビ・防藻性)

湿気が多い環境や日当たりが良くない場所では、カビや藻の発生が懸念されます。

しかし、フッ素塗料は高い防カビ・防藻性を持つため、外壁を清潔かつ美しい状態に保ってくれます。

特に、湿気の多い地域や日陰が多い住環境で重宝されるでしょう。また、防カビ・防藻性のおかげで外壁のメンテナンスも簡単になり、美観を長持ちさせられるのもうれしいポイントです。

外壁塗装でフッ素塗料を使う3つのデメリット

フッ素塗料には優れた特性がある一方で、いくつかのデメリットも考慮しなければなりません。

主なデメリットは、以下の3つです。

  • ①コストがかかる
  • ②サイト塗装が難しい
  • ③ヒビが入りやすい

特に、コスト面での課題は重要です。フッ素塗料は高品質で耐久性にも優れていますが、単価が他の塗料と比較して高いため、初期投資が大きくなります。このため、予算に制限がある場合には選択が難しく感じられることも少なくありません。

コストパフォーマンスを重視する場合には、ライフサイクルコストや維持費を十分に検討することが重要です。

それぞれのデメリットについても押さえておきましょう。

  

①コストがかかる

フッ素塗料を使用する際は、他の一般的な塗料に比べてコストが高くなることが避けられません。

施工単価は㎡あたりで見ても、明らかに高額であるため、予算をしっかりと見極めることが必要です。特に、外壁や屋根の塗装を全体的にフッ素塗料で仕上げると、費用が大きな負担になることも考えられます。

品質とコストを天秤にかける必要が生じるため、十分なリサーチが重要です。必要に応じて業者と相談のうえ、慎重に施工範囲を決定しましょう。

  

②サイト塗装が難しい

フッ素塗料は、その特性から施工塗装が難しい場合があります。

なぜなら、一般的にフッ素塗料の塗膜は硬くなりやすいため、施工中に適切な方法を採らなければ、仕上がりが不均一になるリスクがあるからです。

特に微細な作業が求められる場所では、経験豊富な職人が必要とされることが多く、施工業者の選定が重要な要素となります。

信頼できる業者に依頼しないと、結果が満足いくものにならない可能性がある点に注意しましょう。

  

③ヒビが入りやすい

フッ素塗料は、高い耐久性を誇る一方で、塗膜が硬いためにひび割れが発生しやすいというデメリットもあります。

この特性は、特に外壁において問題となることが多いです。サイディングやモルタル製の外壁に施工する場合は、コーキングを併用するなどの工夫が求められます。

こうした事前処理を怠ると、塗膜が劣化しやすくなるため、注意が必要です。ヒビが入ることで、防水性が損なわれるリスクも伴うため、適切な施工が不可欠です。

  

フッ素塗料と他の塗料の違い

フッ素塗料は以下のような一般的な塗料と比べ、耐久性と耐候性に優れた性質を持つため高い評価を得ています。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料

長期間にわたって外壁や屋根を効果的に保護し、美観を維持できるため、外部環境にさらされることの多い住宅の外壁や屋根に非常に適しています。

ただし、フッ素塗料は優れた性能を持つ分、他の塗料に比べて価格が高めの傾向があるため、予算と相談しながら選定することが重要です。

選択肢としては、コストパフォーマンスを重視したい場合、ウレタン塗料やシリコン樹脂も検討材料となるでしょう。それぞれの特性を把握し、必要に応じた塗料を組み合わせる視点も持ちましょう。

  

価格と相場の比較

フッ素塗料は、他の多くの塗料と比較して高価格であることが一般的です。

そのため、初期費用としての施工単価は、アクリル塗料やシリコン塗料と比較すると約1.5倍〜2倍程度に設定されるケースが多く見られます。

この価格帯は、一般的な塗料の相場と比べて明らかに高いものの、フッ素塗料にはその価格に見合った価値があると言えます。なぜなら、耐久性が高く、長期間にわたる劣化や塗り替えの頻度を抑えることで、メンテナンスコストを大幅に削減できる可能性があるからです。

初期の施工費用をできるだけ抑えたい場合、アクリル塗料やシリコン塗料など、相場が比較的安価な塗料を選ぶという選択肢もあります。しかし、フッ素塗料はその性能や長寿命性の観点から、結果的にトータルコストを大きく削減できる魅力があります。

価格は高めとはいえ、耐候性や美観の持続性を重視する場合、賢明な選択肢として検討する価値があります。

  

耐用年数の比較

フッ素塗料の耐用年数は非常に長く、一般的には12年〜20年程度とされています。

シリコン塗料は7年〜10年程度、アクリル塗料は5年〜8年程度とされている点からも、フッ素塗料の耐用年数が明らかに優れていることがわかります。

特にフッ素塗料は、長期的に見ると塗り替えの頻度を抑えられるため、結果的に手間と費用の削減につながります。また、耐久性の違いが顕著に表れるのは、紫外線や雨風などの過酷な環境にさらされやすい外壁や屋根です。

これらの条件下で、優れた耐用年数を持つ塗料を選ぶことは、建物の保護だけでなく維持管理の効率化にも大きく寄与します。

  

フッ素塗料での外壁塗装がオススメな人

フッ素塗料は、優れた耐久性や耐候性を持っており、長期間にわたり住宅を保護できます。また、フッ素塗料には光沢のある仕上がりを得られる特徴があるため、外壁にツヤ感を求めている方に適しています。

そのため、「光沢のある美しい外観を手に入れたい」「将来的な維持費を抑えたい」といったニーズを持つ方には最適な選択肢となるでしょう。

ご自宅の外壁材がフッ素塗料に適しているかどうかもぜひ確認し、賢く外壁塗装を進めてみてください。

  

トータルコストを抑えたい人

外壁塗装を行う際には、トータルコストを重視することが重要です。

フッ素塗料は、長期間の耐久性を持っているため、他の塗料に比べて再塗装の頻度が低くて済みます。これにより、時間と手間を節約できるだけでなく、長期的にはメンテナンス費用を大幅に削減できます。

予算に余裕がある際は、フッ素塗料を選ぶことによって、建物の美観と機能を維持しやすくなるのです。

  

光沢ある仕上がりを維持したい人

塗装後の仕上がりや美観を重視する人にとって、フッ素塗料は大変魅力的な選択肢です。

なぜなら、フッ素塗料は高い光沢を持ち、その美しい仕上がりが長持ちする特性を持っているからです。他の塗料に比べて光沢が失われにくいため、外壁が常に鮮やかに見えることが期待できます。

上質な見た目を求める方には、フッ素塗料を使用することで、長期間にわたって満足感が得られるでしょう。

屋根塗装にもフッ素塗料がオススメ!

フッ素塗料は、屋根塗装においても非常に優れた選択肢となります。

なぜなら、その主な特徴である紫外線や雨水への高い耐性により、屋根の劣化を効果的に防ぎ、長期間にわたって安心して屋根を保護できるからです。

また、その耐久性の高さから再塗装の頻度を大幅に減らせるため、結果的にメンテナンスコストの削減にもつながります。フッ素塗料で仕上げた屋根は光沢のある美しい仕上がりが長く続き、建物の外観価値を高める点でも非常に優れています。

屋根塗装を考える際には、フッ素塗料を選ぶことで、機能性と美観の両方を実現できます。

  

屋根塗装での耐用年数と注意点

屋根塗装においてもフッ素塗料の耐用年数は、一般的に12年〜20年とされています。

とはいえ、施工方法や気候条件によって異なる場合もあります。耐用年数を最大限に引き出すためには、適切な下地処理を行うだけでなく、塗料の塗り方にも注意を払い、専門の業者に施工を依頼することが重要です。均一で丁寧な塗り方が耐久性を大きく左右するため、塗布の際には職人の技術が大きく影響します。

また、屋根塗装の際には、フッ素塗料の特性についての注意点もあります。塗膜が硬くなるため、ひび割れが生じやすいことが挙げられます。このため、施工前に屋根材の状態を十分にチェックし、必要に応じてコーキングなどの対策を講じる必要があります。

さらに、塗り方によっては塗料が十分に密着せず、本来の耐久性能を発揮できないケースもあるため、専門知識を持つ業者による確実な前施工が欠かせません。

これにより屋根の劣化を防ぎ、長期にわたってフッ素塗料の恩恵を享受できるでしょう。

  

フッ素塗料で外壁塗装する際の3つのポイント

フッ素塗料を使った外壁塗装を成功させるポイントは、以下の3つです。

  • ①劣化や破損が進む前に施工する
  • ②外壁と屋根を同時に塗装する
  • ③信頼できる施工業者を選ぶ

塗装後の仕上がりや耐久性が大きく変わるため、事前に押さえておきましょう。

  

①劣化や破損が進む前に施工する

外壁の定期点検を行い、劣化や破損の兆候を見逃さないことが重要です。

特に、傷んだ外壁に塗装を行うと仕上がりが悪くなるだけでなく、塗料の密着性が低下し、期待される効果が十分に発揮されない場合があるからです。

フッ素塗料はその耐久性で知られていますが、施工前の外壁の状態が良好であることが、優れた仕上がりと長期間の保護の鍵となります。

家の外観や構造を守るためにも、定期的な点検を行い、劣化が著しく進む前に外壁の塗り替えを検討しましょう。早めの塗装は、外壁を効果的に保護し、結果的にコストを抑えることにつながります。

  

②外壁と屋根を同時に塗装する

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、施工費用を効果的に抑えられることを覚えておきましょう。

その理由としては、特に塗装工事では、足場の設置費用が大きな割合を占めますが、30坪の住宅の場合、足場設置にかかる相場はおよそ10〜15万円です。これを外壁と屋根で別々に施工した場合、足場費用が合計で20〜30万円もかかる可能性があるからです。工事を同時に行うことで、この足場費用を1回分に抑えることができ、全体の工事価格を削減できます。

また、外壁と屋根の同時施工により、配色のバランスを取った統一感のある仕上がりが実現し、住宅の外観をより美しく見せる効果も得られます。この際、外壁塗装や屋根塗装の単価や相場を確認し、適切な価格で工事を行うことが重要です。

屋根と外壁の塗装スパンを統一することも、将来的なメンテナンス費用の多寡に大きく影響します。一般的に塗装は10年〜15年程度の定期的なメンテナンスが必要とされていますが、別々に行うよりも同時に施工することで長期的なコストを削減できるからです。

  

③信頼できる施工業者を選ぶ

フッ素塗料の外壁塗装を依頼する際は、信頼できる施工業者を選ぶことが極めて重要です。施工実績が豊富で、過去の顧客からの評価が高い業者を選ぶようにしましょう。

特に、2液型タイプのフッ素塗料を使用する施工では、確かな技術力を持つ業者を選ぶ必要があります。2液型タイプは耐久性や性能が高い一方で、正確な調合や施工が求められるため、熟練したプロフェッショナルの技術が欠かせないからです。

さらに、見積もりや契約内容が明確な業者を選ぶことで、施工内容や費用面でのトラブルを防ぐことができます。

また、施工前に詳細な説明をしてくれる業者は、施工後のメンテナンスについても丁寧にサポートしてもらえる可能性が高いです。このような業者を選ぶことで、フッ素塗料の高い耐久性や美観効果など、その特性を最大限に活用できる環境を整えられます。

満足のいく外壁塗装を実現するには、信頼できる業者選びが欠かせないと言っても過言ではありません。

  

日本の主なフッ素塗料メーカーとは?

日本国内には、フッ素塗料を製造している優れたメーカーが数社存在します。

これらのメーカーは、長年の経験と高度な技術を基に高品質なフッ素塗料を開発しており、それぞれに独自の特徴を持っています。

代表的なメーカーには、日本ペイントやエスケー化研、関西ペイントなどが挙げられ、これらのメーカーは住宅やビルの外壁向けに高い耐久性と防汚性を備えた製品を提供しています。

利用目的や塗装環境に応じて最適な製品を選ぶ際に、これらのメーカー名や製品の特徴を把握しておくことは非常に重要です。

  

日本ペイント

日本ペイントは、住宅や自動車、大型建築物などに特化した塗料を提供する日本の大手塗料メーカーです。特にフッ素塗料においては、高い耐久性と耐候性が求められる屋根や外壁の塗装に非常に適しています。

その主な製品には、「ファイン4Fセラミック」、「サーモアイ4F」、「ファイン4Fベスト」があり、これらは特に4フッ化フッ素樹脂を使用し、長持ちする性能を持っています。屋根用の「サーモアイ4F」は、遮熱機能があり、熱を抑えることでエネルギーコストの削減にも寄与します。

デメリットとしては、フッ素塗料はやはりコストが高いこと。施工には2液型が主流で、経験のある職人による施工が求められるため、技術面での注意も必要です。加えて、フッ素塗料の塗膜は硬くなる特性があるため、場合によってはひび割れリスクが伴うこともあります。

とはいえ、長期間の持続的な性能を考慮すれば、そのコストは十分に回収可能であると言えるでしょう。

  

エスケー化研

エスケー化研は、高品質な建築材料や塗料を提供する総合メーカーで、その中でもフッ素系塗料に特化した製品が多く評価されています。特に、住宅の外壁や屋根に対応した塗料が豊富であり、厳しい気候条件下でもその性能を維持します。

「クールタイトF」は、屋根用の弱溶剤2液型塗料で、高耐久性を誇ります。耐用年数は通常12年以上とされ、長期間にわたって屋根を保護します。また、ラジカル制御性能を持つ「スーパーセラタイトF」は、外壁に最適で、劣化を抑えつつ美観を保つ特徴があります。

これらの製品は単価が用途によって異なり、たとえばクールタイトFはトタン屋根で約4,300円/㎡、スレート屋根で約4,350円/㎡が目安です。

エスケー化研の塗料は、光沢感にも定評があり、商業施設にも広く採用されています。このようにエスケー化研は、耐久性と美観を兼ね備えた製品を通じて、多様なニーズに応える信頼できるブランドです。

  

関西ペイント

関西ペイントは、建築用塗料を中心に多様な商品を展開しています。特にフッ素塗料においては、高い耐久性と優れた耐候性が特長です。

たとえば、以下のように、用途に応じた製品が揃っています。

  • セラMフッソ(外壁)
  • アレスアクアフッソⅡ(外壁)
  • スーパーフッソルーフペイント(屋根)

屋根用の「スーパーフッソルーフペイント」は、弱溶剤の1液型で、艶のある仕上がりが得られる一方、水性の「アレスアクアフッソⅡ」では匂いが少なく、都市部でも安心して使用できます。

上記の2社と同様に、関西ペイントも信頼と実績に裏打ちされた企業として、多くの方に支持されています。

  

まとめ

今回は外壁塗装をフッ素塗料で行うメリット・デメリットを中心に解説しました。

フッ素塗料は、外壁や屋根の塗装において高い耐久性と耐候性を持つことから、優れた塗料として注目されています。高層ビルや商業施設に限らず、一般住宅においても長い耐用年数と美しい仕上がりを兼ね備えたフッ素塗料を採用することは、トータルコストを抑えつつ、屋根や外壁の長期間にわたる保護につながります。

おさらいになりますが、外壁塗装をフッ素塗料で行うメリットは、以下の5つです。

  • ①耐用年数が長い(耐久性)
  • ②太陽光や紫外線に強い(耐熱性))
  • ③汚れが落ちやすい(親水性)
  • ④水の侵入を防ぐ(防水性)
  • ⑤カビや藻が生えにくい(防カビ・防藻性)

また、外壁塗装をフッ素塗料で行う3つのデメリットについても理解しておきましょう。

  • ①コストがかかる
  • ②サイト塗装が難しい
  • ③ヒビが入りやすい

フッ素塗料の価格は他の塗料と比べ高価な傾向にあり、施工の難しさもデメリットとして挙げられます。そのため、自宅の状態や条件をよく理解し、フッ素塗料が本当に適しているかを慎重に判断することが重要です。また、塗料の性能を最大限に引き出すためには、信頼性の高い施工業者を選ぶことが欠かせません。

フッ素塗料を外壁に塗布するにあたっては、以下の3点も押さえておきましょう。

  • ①劣化や破損が進む前に施工する
  • ②外壁と屋根を同時に塗装する
  • ③信頼できる施工業者を選ぶ

フッ素塗料をうまく活用すれば、美しい住まいを保ちながら費用対効果の高い選択ができます。

ぜひ、本記事を参考に、理想の住まいを実現する一歩を踏み出してください。

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